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はじめて公演~明日館①

みなさま こんにちは。

去年春から予定をしていた公演がついに!!

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<フランス宮廷ルネサンスでごあいさつ>



現実となりました。
学んだことは、自分はまったく何もできない。
全部、とにかくすべて
周りの方々にやってもらったこと、
だから現実にできたということでした。

そして雷と雨の中、遠くからいらしてくださったお客さま、

本当に感謝です。
そしてその気持ちが本当にうれしかった。

ありがとうございました。

また迷惑をたくさんかけてしまう、そんな事がわかっている、
そんな中、みなさまが楽しい、楽しいとおっしゃってくださる間は続けていき、
まずは来年4月に向けて用意をしていきたいと思っています。


さて、ダンスの世界では時として楽器奏者を楽師と呼びます。

でも楽師さんは、伴奏者じゃなくて、
音楽家、ミュジシャンなんです。

舞踊は、いい音楽があってのダンス。

いろいろな方がいらっしゃると思いますが、
これは私のダンスに対する向き合い方です。
だから
ルネサンス音楽de 舞踊
というタイトルにしたんですね。

舞踊のための音楽ではなくて、
音楽に浮き浮きしちゃう舞踊なのです。
CDに慣れしたしんだカラオケ舞踊ではなくて、
舞踊芸術にお客さまと共に触れたいと思いました。



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<濱田芳通さんの魔法の笛、なかやまはるみさんの情緒溢れたガンバ、エミリオ君のやさしいリュート>




イタリアの音楽、ヴェルディーオペラなどが生まれる国、
その胎動というか、
16世紀ダンスの中には「ものがたり」が見えるよう。
それがイタリア宮廷ルネサンスダンスかもしれません。

ここは意地悪くひそひそと。。
ここは恋の告白。。
ここは戦争に行く自分の男と別れるところ。。

それを音と一緒に表現する。。

そうそう今回その別れの場面に気持ちが入りすぎてしまい、
16小節多く踊ってしまいました。
ステップがないので困った。。と焦りつつも、
音楽家が繰り返しをしてくれた。。その機転、かなりありがたいものでした。

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<田島 隆さんのタンバリン、彼はダンスも上手い!>




さて、このルネサンスダンス。。
15世紀ものとクラシックバレエとの大きな違いは、
まずアンドゥオールをしてはいけない、
足先を伸ばしてはいけない。。

16世紀ものは
アンドゥオールをする、
しかし足先は伸ばしてはいけない。。

17世紀ものは、
アンドゥオールをする、
足先は伸ばす。。

18世紀ものは、
アンドゥオールは完全にする
しかし足先は絶対に伸ばす。。

頭がこんがらがってしまいますぞ。

これが音楽とつなげると確かにそうかもしれないと思います。
それからもうひとつ、
イタリア人やフランス人の日常の歩き方。。

イタリア人は、普段からアンドゥオールしている方が多く、
歩く時に、膝も足先も前に向くようにと
注意されていた方がいました。

日本でよく聞くこと。。
股関節からアンドゥオールしてO脚対策を。
(全部が全部正しくないけれど、よく聞く言葉)

イタリアでよく聞くこと。。
アンドゥオールし過ぎだから膝を前に向けて。。
両足を閉じて。。

股関節からの生え方が地違うんだな。


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来れば楽しい舞台かな

こんにちは。

ものすごく切符がある舞台のおしらせです。

自分がはじめて企画するという超驚きの音楽会です。

武道と療法に頭を突っ込み、
古文書や論文に頭を突っ込み、

バレエを再開、中学生にライバル心を燃やし腰を痛め、
イタリアやフランス人の習慣に揉まれ、
濱田芳通さんの魔法の笛に乗って行き、

たどり着いたところは、なんと舞台。


今回はミラノで踊っているダンスもあり、
椅子を使ったダンスでネグリを踊ってみたり、
ブリュッセル写本を踊ったり、
強制特訓させられたミュージシャンも踊り出す。。

500年、600年前の音楽やダンスをルネサンス予定(再生予定)。


あっ、スフォルツァ宮殿で一緒だった音楽監督のエミリオ君が来日、
あま~~いリュートをご披露してくれるそうです。


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<イタリア女性の間でも「彼ってかわい~」と評判>


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ものすごく切符がある舞台のおしらせでした。

どうぞお気軽にいらしてくださいね。

踊る弾くスフォルツァ宮殿


ミラノのスフォルツァ宮殿でダンス。。

一生忘れないでしょう。
16世紀ネグリのダンス。。

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スフォルツァ宮殿はヴェルサイユ宮殿より約100年も古いのですね。

現代クラシックバレエのテクニックの名称がひとつも残っていない
イタリア16世紀のダンス。

これが100年後にフランスのヴェルサイユ宮殿に上がり、
バレエの基礎のひとつのなるのです。

そしてライアーも弾き、セファルディを演奏させていただきました。


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脈々と流れる文化、舞踊文化を肌で感じられ、本当にしあわせでした。

歴史が苦手な私、体感できる文化からの歴史だったらいいな。。

暑い中、観にいらしてくださった方々、
とても嬉しかったです。

ありがとうございました。

帰国後、

10月20日は自由学園の明日館です。

ネグリもあります。

エミリオ君が来日します。

たくさん切符があります。
どうぞ観にいらしてくださいね。

お待ちしております。



続きを読む

スフォルツァ宮殿での本番前日

みなさま、こんにちは。

イタ~リアつづきです。

明日は本番という日、はじめて全員顔がそろいました。

今回も。。
部分部分がイタリアンスタイルじゃないと直され。。
こうやるんだよ!の説明してくれた格好があまりにもおもしろいんです。

彼らにはかっこいい、でも私には大ウケでした。
ウケるほど何度もやってくれる。。イタリアンのノリであろうか。。

イタリアのダンスは伝統、習慣、口伝そしてスタイルがあり、
生きているんだと実感します。

Sforza.jpg<スフォルツァ家の家紋>



そこで想像してみる。。
もしうちの前旦那さんがお能を舞ったらどうだろう。

国際的な芸術になるという事は、国の色が薄れ、
新たなスタイルになる事だろうか。

国の伝統に触れる事はたたずまい自体に違和感が
出てしまうのかもしれません。

西洋人の前旦那さんが衣装をつけて鼓を
「は~~~、ポンッ!」と。。

まずは西洋人でないといけない、
特にイタリアの血が入っていないといけない。。

彼らはそうはっきりと言います。

これはイタリア人の伝統のイタリア人のためのダンス芸術。。と。

まあ、そう言いたいのは分かるけど。。


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<ミケランジェロの晩年の未完作「ピエタ」>




それはそうと今回もダンスとの合間に
ライアーを弾かせていただきます。

先ほど曲が決まりました。

明日ですよ!明日!

今から楽譜作ります。

これもイタリアンスタイルか?

心からピエタ。。です。


日本語で・・「だじげで~~!」

プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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