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ルネサンスダンス大会で優勝しました。

みなさま こんにちは。

たまっていたブログを一気にまとめて掲載しています。

今回のイタリア滞在は、本当にいろいろな事がありました。
そして。。
フランスとはお隣同士なのに、土地も続いているのに、
本当に違いを身をもって知りました。。
習慣も、性格も、考え方も。。

イタリアでは、11月下旬に、
15世紀ルネサンスダンスの大会で優勝しました。
3曲の1曲を踊りました。

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ルクレツィア・ボルジアという、
フェラーラの実際の女性を題材にした物語でした。

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リハでは、明るい演出家と和気あいあいな雰囲気の中、
厳しくも楽しい練習となりました。
衣装は、赤い日本のキモノのようなものになりました。
髪型は、バリエーションの多さに驚きました。
靴も、真っ赤。。手づくりで。。かわいい。。

ライアーも弾かせていただき、
即興とイタリアン・グラウンドを演奏しました。



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舞台は、本当に楽しいです。
今回は、特に。

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ありがとうございました。




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人生の幸不幸のこと

こんにちは。

昨日、ミラノの楽器製作者をたずねました。

なんだかとても気が合って、イタリア語もゆっくり話してくれて、
楽しい時間を過ごしました。

奥さんが、タリアテッレと卵とサラダを用意してくれました。
ワインを飲みながら、彼が私に言ったこと。。

物事にはね、両面あるだろう?
ひとつひとつ全部両面あるんだよ。
いい悪い、明るい暗い、嬉しい嬉しくない、幸不幸。。ってね。
この面のどちらかが強くても、人生はダメなんだよ。
その両面の真ん中に自分がいるようにするんだ。
それが一番いいんだよ。。って。

ワインが、とても美味しく、
そして深く私の身体の中に溶けていきました。




キラキラな覚悟 in Italy

イタリアに移り3週間。
フランスは、すぐ隣なのに勝手の違う事が多く、あたふた。
今回は、変態男のいるアパートになってしまい、危機に陥った。

それにたいてい、ヨーロッパに住むと、
身体の痛みが少なく、暮らしやすいのだけど、
今朝は、雨でもないのに両手がグーのまま開かん。
今、ジャンケンしたら負けるじゃないか!

結局横になる時間が多くなってしまった。
海老のようなわたし。。

こんな時私は、いつものパターンに陥る。

痛い、だるい
焦る。
自分を責める。
イライラ。
自分に怒る。

怒った自分に悲しくなる。
ぐちぐち、もんもん。
気分は深く深く落ち込む。
現実と焦りの板ばさみに息も苦しくなる。。
人と比べてしまう。

そして

しかたないか。。と諦める。
ふて寝する。

まあ、こう繰り返して、今の自分があるのです。

どんな時にも、キラキラしたいもんだな。
落ち込んでてもね。
ギラギラしないと決めてるけど、
キラキラしようとは、まだ決めてない。

やっぱりそれにはそれなりの覚悟がいるな。





性格って。。

こんにちは。

さてさて、今日は、今回コメディア・デッラルテの訓練をした時、
ふと疑問に思った事をつづろうかな、と思います。

性格って、なんだろう。。

って事です。

コメディア・デッラルテに出てくる、ひとつの同じ登場人物を
15人ひとりひとり即興したり、2人組で会話したりしました。

自分が実際に演じてみて、そして人のを見ていて、
同じ登場人物なのに、ひとりずつ違う。。

きっと同じマスケーラ(仮面=同じ表情)をつけてみても、
その特徴は、隠れるどころか、前に浮き出てくるのかな。。


性格。。

性格ってきっと。。


物事に対する反応なのかな。。

と思いました。


大人が、真剣におかしい事をやる、などというのは、
贅沢な時間です。

身体のどこに重心をかけ、負担をかけ、
歩くのは、2拍子か、3拍子か。。
手は、足と逆か、同じに動かすのか。。

人物の姿勢や歩き方を真似てみると、
自分の中に、同じような人格を見つけ、
役の人格が重なり、溶けていきます。


性格を変える、

というのは、


物事(人)に対する反応を変える、という事なのかな。。

物事のせいにせずに、自分の反応を変えるのは、

性格が変る、

ん~~、

だから。。


性格は、習慣なんだ。。な。。

というところに行きつき。。息つきました。

ふ~。



いらいら、せかせか。。なんとかならんもんかね。




ヒ~~コワイヨ。。

なんだか騒がしいな、と思った夜。

半地下の劇団の控室にひとりで寝ていました。
この騒がしさ。。ただものじゃ、ないなぁ。

あ~、とうとうマスケーラ(仮面)に霊がこもり、動き出したか。。
なんて思っていました。

廊下を歩く音、照明がパシッ、舞台の床の音、
窓がギシギシ鳴り、割れて枠から取れそう。。

高窓から見える枝が、かろうじてくっつけている葉っぱでもって、
おいでおいでをしている。。

ヒ~~~。。こわいよぉ !

劇団にあるインターネットモデムが壊れてしまい、シーンと静か。

仕方なく、パソコンに入れてある音楽を大音量で鳴らしたら、
ドドン!ドン!という太鼓の音にビビる始末。。

トイレに行くにも、声かけ歩き。。

「どなたもいませんよね~。。私、トイレに行きますから。。」

私は、いったい誰に話しかけているのか。。

やっと眠れたのが、朝方でした。


9時ごろ目が覚めて窓を見てみると、雨。。それも大雨。。

2つのスーツケースをえっさらほっさら運び、
バスで市内に入っていくと、雨が雪に変りました。

いきなりですよ、いきなり。

大雪。。

傘もなく、防寒もままならず。。
足はびちょびちょ。。手はかじかみ。。寒かった。。

スーツケースは、うまく滑ってくれず、
滑るのは、自分。。
靴底が滑らかなゴムで、雪の中では、うまく歩けない。。

果ては、迷子。。

え~ん、あいうーと~~!

涙か、鼻水か。。


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<どうにもならない顔。。ひどいので小さく。。>

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<やまない雪、犬も喜ばない。。やまない雪>


一つすごい事は、前日に喫茶店で、
何気に電車の時間を変更した事。

寒くて、憂鬱な時間を駅のバーガーキングで
3時間ほど費やしていたところ、

変えた自分の電車の時間の前まで、
全部キャンセルでした。@o@//

かなりラッキーだった。。

あそこのいたのは、天使君だったのかな。。

ソウニチガイナイ。




コメディア・デッラルテ

イタリアに移り、1週間以上経ちました。

劇団で、コメディア・デッラルテに触れました。
中世からルネサンス、バロック期に発展していった劇です。

マスケーラ(仮面)には、複数の人物とその生活や性格があり、
姿勢やしぐさ、歩き方で、それをあらわしていきます。

仮面は、まるで生きているようで、ひとつひとつ、
人を扱うように大切にしなくてはなりませんでした。

人格が身に沁みこむまで、身体の練りとひらめきのトレーニング。
マスケーラは、その後、やっとつけられると知りました。
簡単にマスケーラをつける事ができませんでした。

日本やパリのマイムで学んだ事、スタイルも考え方も違い、
イタリアの人にとっては、日本の能楽や狂言のような
伝統芸能という感覚だと知りました。

余談なのですが、
ひとりひとり歌を歌った時間には、
オペラもカラオケの歌謡曲も、
彼らにとっては、あまり大きな違いがなく、
リゴレットまで出てきました。
この独唱曲、聴いているだけでは我慢できないらしく、
みんなで声を張り上げて、シメのアジリタまで出ました。
オペラ、身近だな。。

即興は、おもしろく、とても好きな分野なのですが、
言葉がどんどん出てこないといけない。。
イタリア語会話の意味がよく分からず、リズムもつかめず。。
言葉ができない私が、グループの重荷から、特徴になるまで、
何度も何度も話合い、創っていきました。

私のいた4人グループは、ドン・パスクアーレの物語の一部を使い、
また、タランテラのダンスを組み込みました。

イタリア演劇の特徴は、
会話(お互いに投げかけ合う言葉)のリズムが合うまで、
何度も練習する事でしょうか。。
フランスのマイムやマスケーラ演劇が、詩的であるとするなら、
イタリアのそれは、音楽的であるのかな、なんて感じました。

そしてまたすごい事は、
みんないっせいに言いたい事を喋っているのにも関わらず、
ちゃんと聴いていることと、
しかし声をどんどん張り上げていき、
一番声の大きく通る人が残っていく事です。

まるでオペラの重唱のようでした。
叫ばないと聴いてもらえないので、私も叫びました。

帰国したら、かなり大きい声でしゃべるかもしれません。
イタリア生活の習慣のひとつになるでしょうか。。

写真は、のちほどアップします。
おたのしみに~。




おうちのペンキ屋さん。

書き溜め人です。

こんにちは。

今日は、パリのペンキ屋さんのお話です。
3年かかってやっと出会った、いい感じのペンキ屋さん。

彼らのサービスは、親切で、きちんとしていました。
しかし、そのサービスが、いつの間にかエスカレート。
契約以上、必要以上に甘えていいのかぁ。。いいよね~。
雰囲気に酔っていた私。

しかし、待てよ。。
1回目のペンキが乾くのを待っているこの時期、
トータルの値段を聞いてみる事にしました。
3日後に持ってきた値段に。。。目がアットマーク。。@o@//
契約した値段より、2倍高い。。
やはり。。そういう事か。。
竜宮城の浦島太郎の玉手箱。。
裁判にならないようにお互いに歩み寄ろう。。
という事で、話し合い。。そう、ネゴしました。

1週間後、持ってきた値段と私の希望の値段と歩み寄り、
最初の値段より少し高いけれど、
前半にやってくれた丁寧な仕事に納得。

ペンキ屋さんは、アラブ系フランス人、
フランス国籍も持つ北アフリカの人。
お互い提示した値段の真ん中へんに大体決まる。
真ん中で、押したり押されたり、数字を紙に書いていく。。
いちいちこういう交渉は。。ね。。
以前は、疲れたけれど、しょうがないな。。
世界が違う、社会が違うから。。
私のサインを入れた契約書も手付の小切手も、意味な~し。

彼らの仕事は、とても良いから、今回はこれで済んだけれど、
いい加減だったら、絶対裁判は、免れなかったでしょう。

後半の仕事とフィニッシュは、いったいどんなになるか。。
楽しみにする事にしました。

しかし今回の私の短いパリ生活は、
このペンキ屋さんとの値段交渉で始まり、
そして終ってしまいました。

ヌリヌリ再開は、私の出発後。
見られるのは、来年かぁ。。




バロックダンスりました。

この前、20才代(本当に若い。。)のプロバレエダンサーに囲まれて、
バロックダンスの練習をしました。

En dehorsと足先を何度か注意されました。
日本のバレエの1番は、こちらのバロックの1番くらいかな。。
若者に、バレエの一番をやってもらったら、物差しみたいに真っ直ぐでした。
身体はくにゃくにゃだし、足が馬みたいにきれいでした。

回転の多いマラン・マレ作曲のオリジナル振付や
フォーリアのヴァリエーションなどなど、
舞踏譜なく、彼らの記憶力は、とにかくすごい、早い。
慌てて書いた私の振付のノートは、

宇宙語 〇×▽ 右↗ 

これを読解できる宇宙人を連れて来てください。


バロックダンスは、合気道を通して始めました。
ちゃんと楽譜(振付譜)があったことも、大きな要因でした。

このバロックダンスの影響で、バレエを観るようになりました。
分かった事は、パリオペラオペラ座のダンスは、
バロックダンスの型、形を通ってからの表現という事です。

それを見つけてから、とても面白いと思うようになりました。

国にかかわらず、ソリストのバレエダンサーの動画を観てみると、
ルバートなく、リズムの上で踊るのを知りました。

ハナ・オニールさんのオペラ座初期の動画の中で
「子供じゃないのよ、もっと大人の踊りを踊って。」と、
舞台袖の指導者の言葉があり、印象的でした。

ルイ14世から、脈々と続いてきたフランス伝統のバレエ、
その中で頑張っている彼女。
まだガルニエでバレエを観た事がないので、
是非、彼女の舞台を観たいと思っています。

フランス・バロックダンスは、今年再開しました。
さて、いつまで続けられるでしょうか。




他愛なく、わんわんわん

みなさま、わんわんわんの日だそうです。。
あっ、それは昨日でして、11月1日。。

1日は、Toussaintの日。
Tous=全部、全員 Saint=聖人
で、いろーんな聖人のお祝いなんだそう。。

10月29日は、10月最終日曜日の夜中に冬時間と変り、
私は、29日の夕方4時まで気づかずに生活していました。
あれ。。なんで7時30分に朝ご飯?あれ。。8時30分から練習?
ずれてるなぁ~~。。
って、自分がずれているのが分かったのは、夕方の電車の時間でした。

うぐ。。1時間余計にあって良かった。夏時間だったら乗り遅れてしまう。

最近は、ダブルブッキングさせてしまったり、
なんだか「時間」が、頭の中でふわふわしているよう。

夜は、12時前に寝ないといけない、なんて、誰が言い出した?
夜行動物的な性格を持つ人間がいても、おかしくない。
私が一番眠くなるのは、夜10時。。これを守って寝てしまうと、
起きるのは、朝3時。 @o@//

カトリック教徒の修道院に住む人みたいになってしまうので、
結局夜12時まで起きていると、もうここからアキヨワールド炸裂~。

最近わかったことは、睡眠は、長さではなくて、質ですよ。
夜中12時寝ても、朝5時に寝ても、同じ時間に目が覚めるから。

そうそう、わんわんわんの話してたんだっけ。。

イヌ (2)
<しょこらっぴーだよ~。>


いつもこちらに戻ってくると、前の家族がワンコを連れて来てくれて、
水入らずの時間を過ごします。
今回は、この秋、ますますヤマイが酷くなり、一度横になると、
身体を動かすのがもう大変。。
そんな状態の時にワンコがド~~~ン。。
ベッドに飛んできて、ペロペロし出す。。
い、息もできん。
動くのも大変なのに、布団は、持っていっちゃうわ、
上に乗っかってくるわ。。足踏みするわ。。

という事で、泣く泣く、
せっかく会えたワンコ、とうとう元の家族におカエル。。

前の夜、あまりにも悲しくて、写真を撮ったら、
なんと、せくし~ぽーずで撮れました。

君もこのワンコみたいにすれば、すぐに男ができるよ、だって。
ほんとかな。。

やらし~な~も~。

ステキな秋の夜長をお過ごしくださいね。





プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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