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自然と人の平和

みなさま、こんにちは。

3日間のお休みでした。

私は、1日と半分お休みでした。


パリ郊外のこと、いろいろ情報が入ってきて、

レストランの人たち、生きていました。

良かったです~。


パリは、非常に寒いと言う事でした。

人間のせいで、天候が変った。。

などと言っていましたが、

自然は、そんな理由、原因、責任など、相手にしません。

ただただバランスを取っているのでしょう。

必要だから暖冬で、必要だから寒過ぎるほど寒いのでしょう。

フランスは、志願兵が増えました。

日本は、戦争に参戦する国になりました。

まるで私たちは、地球にはびこるガン細胞のようです。


「平和」という名の戦いは、必要なのでしょうか。。







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1300人。。

こんにちは。

楽しい事を書こうと思っても、
近所のレストランの人が無事かどうか、分からなくて、
なかなか気分が上がってきません。

土曜日だったし、夕方からは、店長がいないので、
アルバイトの人たちだけだったのかな。。
私が、いつもバイクを停めるところ。。
私が、いつも座っているところ。。

フランスのニュースで見たら、銃砲の穴だらけでした。

ショックです。

そして、今日は、ロシアがシリア攻撃をしました。
1300人殺しました。
フランスも、ほんの数日前に空爆をしました。
何人殺したのでしょう。

無差別に。。

いつの間にか、フランスとロシアが手を組みました。
イギリスが、もうじき参戦です。

連合軍。。

日本、どうなるのでしょう。。
兵隊に出かけるのでしょうか。。

世界大戦始まりました。

パリのテロ主犯格は、殺されました。

若者です。

彼らのせいで、戦争が始まったのではないです。

シラミ潰しに人々を残らず殺して、
復讐をして、気分は、爽快なのでしょうか。

東京も、あれから毎日ヘリが飛んでいます。。

正義とは、なんなのでしょうか?









テロリストは、本当に加害者なのか?

こんにちは。

このブログを出すか出さないか、随分考えました。
言っていいものかどうか。。それに悩みました。
でも掲載を決めました。
心が締め付けられて、なかなか文章が前に進みませんでした。

今回、競技場前の私の良く行くレストランが、テロで爆破されました。
私が、スクーターを停車する場所です。
レストランのガラス窓は、穴だらけでした。

彼らの安否は、まだ確認できていません。
悲しみでいっぱいです。

競技場の前の赤い屋根布のレストランです。

怒りはありません。
ただただ、悲しみでいっぱいです。
亡くなった方とテロリストへの憐れさの悲しみでいっぱいです。

そしてこれ以上、死者が出ない事を願いました。


ある男性の、テロリストについてのインタビューを見ました。
レストラン内で、トイレに立った時、すれ違った。
学生くらいの若い男性、どう見てもテロリストには見えなかった。。
しかし尋常でない汗をかき、何かに怯えて恐怖でいっぱいの雰囲気だった。。
。。そのうちに一回目の爆発音がした。。
自分の目の前で、突然、その若い男性は自爆した。
腕も体もバラバラになっていて、見るのに耐えられなかった。
ものすごいショックだった。。



今日、今回のテロを理由に、フランスは、再びシリアを空爆しました。
飛行機を墜落させたのはテロリストだと断定したロシアも
空爆を強化します。

今年、フランスは、シリアを空爆することを決め、
戦闘開始したばかりでした。

よその国が介入して、戦争は小さくなったでしょうか?
フランスが、介入して空爆をして、戦争がやんだでしょうか?

力のある国が、暴力でもって抑えつけようとして、
それに怒った普通の人々は、兵隊という立場よりも、
テロリストとなり、もっと効果ある方法を選んだのではないでしょうか。

自爆する方法を取ったテロリスト、自殺したテロリストもいます。
パリで無差別に殺された人々は、同情されます。

力のある外国の国々が、よその国に介入して、大きくなる一方の戦争で、
外国の兵士に殺された現地の人々に対してはどうでしょう。
私たちは、これも無差別殺人だと考えた事があったでしょうか?

今日、フランスが空爆をしたシリア、何人の人々が殺されたのでしょうか?

フランスもアメリカもロシアも、テロリストの作戦にまんまと載せられた、
そして本性を暴かれた、と思います。

そして戦争の犠牲者が、テロリストになった。。私は、はっきりそう思います。
差別に苦しむ人々が、テロリストになった、私は、そう考えます。

この言葉を言うのに、大変勇気がいりました。

知り合いのレストランが襲撃されて、私は、その夜眠れませんでした。
今度戻った時、誰が、生き残ってるんだろう。。とばかり考えています。

たくさんの人たちから、私の安否を気遣ってくれる連絡が入りました。

私は、それに対して、大丈夫です。。としか言えませんでした。

力まかせの方法、これは間違っています。

復讐、お返し、制裁。。

非生産的です。
自然の掟は、厳しいものです。
非生産的なものは、必ず滅ぶようにできています。


宗教と政治、そして教育が癒着して成立している国もあります。
昔の西欧や日本もそうでした。
それをやめて、なんとか成長してきました。

まだそれに目覚めていない国々。。
私たちは後進国という言い方をします。

私たちは、地球人です。
自分の弟や妹に対して、後進人とは言いません。
成長を助け、時には喧嘩しながら、
兄や姉の寛容さや優しさを学ぶのではないでしょうか?

同じ過ちはしないように、もし戦争が始まったら、
それを最小限にできるように促す。。
これが先進国のやり方ではないでしょうか?

エブドのカリカチュアは、私は嫌いです。
福島の放射能に対しての酷い絵もありましたね。

日本国政府に対する警告だと言っても、
それは自分たちだけで理解し、笑えるものであり、
私は、不愉快に思いました。

遠い国で掲載されたカリカチュアではありません。
この同じ地球上で、同じ地球人に掲載されたものです。

もし、日本の政治家が同じことをしたらどうでしょう。
すぐに目くじらを立てるはずです。

それだけ、感覚と目がずれているのだと思います。

エブドが襲撃された事は良しとはしませんが、
何年も前から、何度もやめてくれと頼んだのにも関わらず、
掲載を続ける。。この執拗さは、なんなのでしょうか?

回教が嫌われ、中東の人々を差別して面白がる。。

イジメ。。です。

フランスは、たくさんの中東の人がいます。
そして北アフリカの人もいます。

今回のテロで、アルジェリアの人々はインタビューで答えていました。
古い歴史の中での反省をこめて、彼らには税金を緩和したり、
いろいろな対策を取っています。

でも、根本的なところ、

差別。。

これは、なくなっていません。


そして問題の

難民。。。


これからもっともっと増えます。

1000キロ以上も歩いて歩いて。。どこも行き場がない人々。。
もうすぐ寒い冬です。
子供も、妊婦も、野垂れ死にするでしょう。
自殺者も増えるでしょう。
これも、殺人じゃないのでしょうか。。


テロリストは、知っていたのだと思います。

自分の国は、よその国々のゲームのために占領された。。と。。
国がめちゃくちゃに破壊され、思い出もなにもなくなり、
家族も殺され、行き場がなくなっている。。と。。
将来もなく、ただ無駄に殺されるのだ。。と。。


先進国が、空爆を酷くするほど、難民が増え。。
結局、自分の首を絞める。。

テロリストは、声明で言っています。
差別に対して、自分たちの大切にしている宗教に対して。。

先進国は、空爆に参戦し、逃げまどう人々をよそに、
平和にそして無関心に生きている私たちを見て、
中東起こっているたくさんの戦争の歪みに
気づいて欲しかったのではないかと思います。
彼らは、中東で起こっている事と同じような事を
平和なパリで起こしたとしか言いようがありません。

イスラム国は、差別と戦争の歪みが生んだ、地球人の責任です。

エブドにしても、傷つけた事に対しては謝罪する。気をつける。。
それだけでも、関係は変っていったと思います。
私も、福島に対して掲載されたことに関しては、謝罪してもらいたいです。
まあもう彼らは、あの世ですが。。

最初は、その心が欲しかったのではないかと思います。

それだけが問題でないのは確かですが、
ひとつひとつの要因を解決していく。。というのは、必要な事だと思います。

テロリストは、自分が生き残ろうなんて考えていません。
「Kamikaze」です。


地球が、泣いています。
爆破で土地が痛めつけられ、人々の苦しみが土地にしみています。
国がなくなる。。潰れていく自分の国を思い、人々の悲しみもしみています。

地球は、それでも私たちを住まわせてくれています。

こんな寛容な地球君に感謝しかないじゃないか。。と思います。


私は、またフランスに戻って生活します。
あのレストラン。。行きます。
そして競技場。。通ります。

しっかりこの目で見ます。


そしてまた、防弾チョッキを着て、長い銃を構えた警察、兵隊。。
その中に、Tシャツにジャケット姿の身軽な私は、生活します。










平和のための戦争~テロ

突然、道路やトンネル内が通行禁止区域となり、
警察であふれかえる。

毎日空からは、へリコプターや飛行機の音が聞こえる。

あちこちのユダヤ系の建物前には、銃を構えた警察官たちが
立っている。

馬に乗って銃を持った警察官が数人、市場に待機している。

ここ数年続いているパリの顔。。


――― これを戦争と言わず、なんというのだろう。

自由と平和は、釣り合わないのか?

平和は、思いやり、赦すこころ、そしてユーモア、リラックス。

そう定義してみたら、

自由って。。なんだ?


戦争は、当事者だけの問題じゃない。

世界の問題。

世界が考えないといけない世界の問題。


100人以上、突然亡くなった。

今回のは、序の口だろう。

彼らの本当に言いたい事、やりたい事。。

世界中に散らばって用意ができた状態。
あとは、実行。

日本は、ターゲットにされないと思っていないか?

日本の捕虜はなぜ殺されたのか。。


今までとは、違う。

戦争は、全世界の人々の責任。

私は、無事でした。

すべてうまくすり抜けて、偶然、いつも偶然。。
助かって、生き抜いてきています。

不思議なものです。

今朝から、たくさんのご心配のお電話、メール、そしてメッセージ、
いただきました。
ありがとうございます。

助かって良かった。。もちろんそう思う。
でも、それで終りでは、生き抜いた者としての意味がない。

平和を維持するために「保守的」なのか?

危険な事柄や不必要・邪魔な人を除外したり、
仲間に入れずに、現状を維持する。。

それは、平和なのか?

そして人の大切にしている事を面白おかしく表現し、嘲笑する。。

それは自由なのか?

なぜ暴力はなくならないのか。。


平和とはなんだろう。。今一度考えてみたいと思いました。

言葉の韻~詩とダンスと音楽

こんにちは。

日本に戻ってきました~。

東京アトリエの再開です。
ご予約は、メールで受付けております。
私から返事がない。。という方、メール事故が多いので、
お手数おかけしますが、もう一度送ってくださいね。

さてパリでは、短い期間を怒涛のようなスケジュール。。
なんて思っていたのですが、すいすいと物事が運んでくれたので、
友人と遊んだり、音楽三昧できました。

ルネサンスハープを弾いて、その時代のアレンジセンスやニュアンス。。
まあ、いつになっても勉強なんだと改めて思いました。

ダンスでは、サラバンドとルールの違い、そして
いろいろな人と踊れて、リズム、韻の踏み方の違いを知りました。
ステップは、フランス語の韻と同じにできているんだなあ、
とつくづく感じました。

フランスの言葉の韻に閃きを持たせ、命を与えた詩人、
それに音楽をつけたフランス歌曲「メロディー」の存在がある事を
思い出しました。

メロディーを書いたたくさんのフランス近代作曲家たち。。。
グノー、フォーレ、アーン、ドビュッシー、ドリーブ、マスネ、ベルリオーズ、
そしてプーランク、ローゼンタール、メシアン、サティ―。。などなど。。

私が好きなのは、高踏派詩人とドビュッシーの組合せの曲です。
初期の有節形式に近い形で作曲していた頃から、
ドビュッシー中期のメロディーまでのものです。

感情と詩が、音楽から飛び出してみたり、
音楽と詩が熱い抱擁をしていたり、離れたり、
詩がにじみ絵のような色彩を帯び、
それが偶然なのか計算されたものなのか、
ふんわりと音の上に浮き立ち、その自由さと軽快さ、美しさが好きです。

詩に、色があり、音があり、匂いや温度があって、狭さや広さがあって、
形があって、想像するのではなく、体感しているような、
その場に自分がいるような気持ちになります。
自分がいると言っても、まるで絵の中に入り込んでいるような感覚があり、
私は、それに酔ってしまいます。

詩の内容の辻褄を合わせようとすると意味が分からなくなってしまいます。
でも、音楽の後につけるバラバラな歌詞のようではなく、
ちゃんと韻とリズムが考えられています。
言葉の巨匠ですね。


日本の演歌は、女性が男性の心を歌うものがありますが、
ヨーロッパでは、女性が男性の心を歌ったりするものが多くあります。
男性の恋心や彼らの子供の頃若い頃の思い出を女性が歌います。
僕を理解してね、女性のみなさん、と言っているようで。。
美意識が違うのでしょうかね。

私は、声楽から離れていますが、
今回パリで、ふとそんな事を思い出して、
非常に懐かしく思いました。

芸術の秋ですね。。

柿の皮、むくの忘れて、歯が欠ける~

って事が、昨日私の身に起こりました。

みなさまも気をつけましょう。


将来のライアーと成熟した楽器

今日は、演奏する楽器。。私の考えているライアーのことです。

私は、音楽療法士でありますが、もともとは、
フランス近代ものを中心として演奏活動をしていました。
現代曲も結構好きだったのですが、
それよりも興味を持ったのが、フランス古楽です。

こちらに来てから知った分野で、
ウィリアム・クリスティー全盛期時代でした。
私には、すべてが目新しかったのを覚えています。

最近は、宮廷バレエも習っているおかげで、
ダンサーの友人も増えました。

そんな中、ちょくちょく私のブログにも登場してもらっている、
ダンサーでもあり、ガンバリスト(頑張る人じゃないです。)の
松本更紗ちゃん(サラサちゃん)が、ヴィオラ・ダ・ガンバを持って、
おうちに遊びに来てくれました。

楽器は、イタリアのもので、木肌も色艶も美しく、
大変丁寧に制作されていました。
できあがるまで4年かかったので、頼んでいる間に、
音大卒業しちゃった。。なんて、
くったくなく笑っていたのが印象的でした。

彫刻の顔もシンメトリーで美しく、中性的な魅力のあるものでした。
何年もかけて、彼女の理想とする音に練れていくのでしょうが、
鳴りが良く、将来楽しみな感じを受けました。

サイズは大きいのですが、軽く、ケースの方が重かった。。です。
メープルと。。多分表面は。。西洋モミかなぁ。。

ライアーと、フランス中世とスペインものを何曲か、合わせました。
2人とも初見で、顔が真剣。。でも楽しかったです。

ソプラノソロライアーは、音の伸びがまったくなく、
アルトライアーは、それなりの音はしますが、
残響がその辺にうろうろしていて、うるさく感じました。

ルネサンスハープや古楽アイルランドハープと比べると、
ライアーは、Articulation(アーティキュレーション)が弱く、
独立した成熟した楽器ではない事が分かります。

ダビデが弾いた楽器は、残っている絵画や文章などから、
ハープの場合とライアーの場合とあるようですが、

私の勝手な解釈と想像では。。
ハープは音楽療法、ライアーは音療法(音階療法)

という特徴があるのだと思います。

ハープは、そのまま音楽を追い求め、発展し、
2段、そして3段ハープが出現、
その後、ペダル付現代ハープ。。
これは、オケでも使える、立派な楽器です。

ライアーは。。発展できずにいました。
音階。。狭い音の組み合わせです。

中世音楽にも、ルネサンス音楽にも、バロック時代にも、
古代ライアーで弾く曲。。ないです。

シュタイナーのグループは、そのすたれていたライアーに、
音の息吹と本来のこの楽器の意味、
療法としての命を与えました。

そして現在私たちは。。
ハープやバイオリン、ピアノなどのように、
現代ライアーに、音楽の息吹を持たせようとしています。


今回、成熟した楽器とガチに合わせてみて、
自分の楽器が、声を張り上げ、枯らして、
私の欲しい音に答えようとしてくれているのを痛いほど感じました。
楽器に無理を強いて、それでもやりきれない。。


声楽でも舞台上にマイクがありますし、
マイクは、邪道だとは言わないですが。。

ライアーを演奏するという事は、ポピュラー歌手のテクニックと同じく、
マイクと楽器が一体となって初めて演奏形式となります。

ライアー、マイク、アンプそしてスピーカーで、ひとつの楽器です。

西洋古楽器の生音は、本当に美しいです。
古楽声楽も、音量あります。

そう考えると、
音のアーティキュレーションや
流れのアゴーギクに耐えられる、答えられる楽器、
すなわち外に向かう楽器の形状、
弦、コマ、そして反響版の工夫、軽さ、美しさ。。

現代ライアーが、成熟した演奏楽器になるためには、
こういった初歩からの見直しがもう一度必要だと思います。
演奏形式に対応できる楽器づくりをしていくために、
大きな課題があるでしょう。

私は、気が向いた時にしか弾かないのですが、
それぞれの楽器に見合った良さとその意味を考えつつ、
ソロコンサートにしても、療法にしても、
大切にしていきたいなと思いました。







プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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