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4日間バカンス 4 jours à Bangkok

みなさま、こんにちは。

日本に着いて、寒い。。。

今回は、タイを通る飛行機に乗りました。
そして、バンコクに寄って来ました。
熱帯気候で、暑いのなんの。。

私の身体の調子は、すこぶるよろしく、食べ物も合い、
かなりラクでした。

本当は、3日間の予定だったのですが、
帰りの空港を間違えてしまい、目的の飛行機に乗れなくて。。

「アリエナイ」ことが、起こるのが、私の人生。。。ははは。。

それで、ホテルに1泊して、4日間の滞在となりました。。

一日、木琴族、笛、太鼓、ドゥルシメール族の楽器に、
ダンスとムエタイ演武を観に行きました。

タイ舞踊は、タイ宮廷バレエとも言うようです。
足でなく、手だけで感情を表現するダンスでした。
男女の恋愛ものなどは、抱き合うほどに身体をくっつけます。
手の曲げ具合が尋常でないくらい曲がっていて、
痛くないのかな。。なんてハラハラしながら見ました。

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すごいでしょ?この手。。

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男性舞踊家と一緒にポーズ。。ステキでした。



ムエタイは、神さまにお祈りのようなお辞儀をしながら、
音楽に合わせながらのリズミカルな武道でした。
足をかなり上まであげて、それも踵落としでなくて、
バレリーナのようにつま先を伸ばして相手を蹴るワザでした。
私のお気に入りは、クルリと回って後ろから肘鉄を入れるワザでした。
あれ、やってみたい!
カッコいいです。

トゥクトゥクや船にも乗り、最後は、市民バスに乗りました。
字がまったく分からないので、乗っちゃえ!と。。


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トゥクトゥクでは、値段交渉から。。いちいち大変。。



屋台では、タイラーメンを食べ、現地の人と知り合いになりました。
近くの仕立て屋さんで働いている人たちです。
ちょうどお昼のごはん時でした。
タイ語が分からないので、注文してくれました。


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日本で言うマロニーちゃんとちくわのトムヤンクンのスープ



そして、お寺の仏さまも観に行きました。
私が描いている仏画の仏さま(最近サボっているけど。。)とは、
一味違って、明るくユーモラスな仏さまでした。


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瞑想の仏さまとテレビでお笑いを見ているような私。。



という事で、東京に戻りました。
その寒さにビックリしました。

持って来たライアーの弦は、ノビノビフニャフニャ。。
ルネサンスハープのガット弦は、切れちゃったし。。
楽器には、厳しい温度差と湿度差だったようです。
私もなんだか、鼻の奥が痛いような。。

食欲の秋を前に、ステキな夏の最後をお過ごしくださいね。

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修道院でライアーPlay the lyre at St.Germain

みなさま、こんにちは。

先日、パリから車で2時間の所にある、ブルゴーニュ―地方に行ってきました。




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<町の丘の上にあるサンジェルマン修道院>




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<回廊は、こんな感じ>



この中世の家が残る古い街の丘の上にある、
オセルのサンジェルマン修道院の中庭に作られたコンサート会場で、
ライアーを弾かせていただきました。


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観光や近所をお散歩でいらっしゃる人々が、
時々立ち止まっては、音楽を聴いて下さいました。

4方が石の壁に囲まれているので、
音がよく響き、気持ちよかったです。

ステキな午後を過ごせました。

どうぞみなさまもステキな午後をお過ごしくださいね。

秋のアトリエ再開のおしらせ

みなさま、こんにちは。

秋のアトリエのおしらせです。

お待たせしました。
秋のアトリエのおしらせです。
今回は、8月26日(水)からになります。

アトリエでは、楽譜が読めない初めての方も、楽器を持たない方でも、
ライアーを楽しんでいます。
お気軽に、一度いらしてみてください。
また、他の楽器演奏家の方も、興味がある方は、どうぞメールくださいね。

新規の方は、お手数をおかけしますが、
アトリエホームページのメールボックスより、お申し込みください。
3つくらい、候補の日にちとお時間をあげてくださると、
スムーズです。

またすでに通われている方は、直接メールをください。
やはり3つくらい、候補の日時を教えてください。

それでは、ステキな日をお過ごしくださいね。


アキヨ

④ライアー大会最終日 ShairingTime

最終日には、シェアリングタイムがありました。

私は、このワークショップの、できた所までで良いから、
皆の前で、音楽を分かち合う、というのは、
コンサートよりも、大切な時間だと思っています。

演奏のうまさではなく、うまくなるための基礎の基礎となる、
人間関係、助け合い、協力を体験でき、
またくつろげる雰囲気の中で、
ありのままの自分との対峙が許され、
自分の心の強さと自分の音楽の実力を知り得る、
唯一の時間となるからです。

人が評価するのではなく、自分が自分をどう感じるか、です。
自分を批判する人は、人を批判する人になります。
自分にあたたかい人は、人にもあたたかです。
こういった経験は、自分の心の成長に深く関係していく事になります。

ミスタッチ(間違い)を怖がることなく弾く、などと、
私のホームページサイトにありますが、
実はとても難しい事です。
間違いは、誰でも怖いし、恥ずかしいものです。
もちろん私も、嫌です。

でも、間違いを怖がり、小さく安全にまとめる音楽より、
間違いは怖いけど、それよりも、
自分を表現し続けようとする強さを育てて、持つ方が、
生きた音楽ではないかと思います。

間違いなく演奏すると言うのは、
自分を100パーセント表現できた上で考えていく事で、
私は、奇跡の重なりだと思っています。


今回、私のワークショップは、2つあり、
1曲は、共同で音楽を作りました。

その中で、ライアーの初心者の方が、
中堅の方と一緒にソロ部分を弾きました。
音に無我夢中に食いつくその姿は、ミスタッチ以上に、
私をぞくぞくさせてくれました。

また土壇場になって、怖い、弾けない、できない。。
と言っていた方もいて、背中をおしました。
演奏後の彼女の顔は、なんとも晴々していました。
何かお礼がしたいと言って、きれいな石を贈ってくれました。
彼女の目いっぱいの気持ちを感じたので、
お断りする事をせずに、いただきました。

さまざまなドラマの中で、
私のクラスの人であろうとなかろうと、
みんな、「しあわせ」をもたらす音楽ができただろうか、と思いました。
期間中、私は、反省をしたり、自分を褒めたり、勇気づけたりしました。
たくさんの学びをさせてもらいました。

「ライアー弾いてて、楽しかった~。」
という印象を少しでも思ってくれたら、
それは、私への大きなプレゼントです。

ありがとうございました。
心より感謝します。


③療法と演奏 Therapie, Concert

大会開催中、毎夜、コンサートがありました。

ジョン・ビーリングさん、吉良創さん、ジョン・クラークさん、
アンドレさん、松葉ちおさん、八幡りえさんの豪華メンバーで、
『グリーンスリーヴス』を弾いてもらい、
バロックスタイルのダンスを主に、オイリュートミーを混ぜて、
踊らせてもらいました。


(写真も何もなくて、すみません。。
どなたかお持ちでしたら、送ってくださいね。
ここに載せたいです。^^)


曲は、ルネサンス時代だと思いますが、
十分にバロックステップでいける感じでした。

ジョンさんが、アレンジしてくれた『グリーン』は、最高でした。
何度も踊りたくなります。
テンポも、音の厚さも、すべて最高でした。
みなさま、ありがとうございました。

振付は、バロックダンサーの松本更紗ちゃんがつけてくれました。
大変踊りやすかったです。
オイリュートミーの言葉は、もちろん『ピース』です。


ヤン・ブラウンシュタインさんやジョン・ビーリングさんなどに、
「ワークショップの先生なのに、ライアーのソロは、弾かないの?
どうして?なんで?」。。と何度も聞かれました。

実は、私は今まで、舞台でのライアーソロを考えた事がありません。

いつも通り、ワークショップの生徒さんの事ばかり、
そしてシェアリングタイムでの生徒さんの演奏ばかり考えていました。

しかし、療法の楽器が、少しずつ演奏用の楽器に変わってきている様子を見て、
楽器が発展していってるんだな。。と思いました。

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<ワークショップ最終日でくたくた伸びている様子 with John>



ピアノも、ハープも。。みんな小さな物から大きな物に、
変化してきています。

ライアーが、演奏のためになってきている。。
ジョンの楽器は、コンサート用、
ヤンの楽器は、ダブルハープ型になっているし、
音量自体が大きくなってきています。
もうすぐエレキライアーも出てくると思います。


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<コンサート前のちょっと緊張している様子 with Jan>



2006年のベルファーストから、約10年たったわけですが、
あの頃からは、考えられない音の大きさ、豊かさ、そして、
音楽のテンポも速くなってきました。

ジョン・ビーリングさんとバッハを弾いてみたら、チェンバロではなく、
ピアノのタッチでの音を求めてきました。
欲しい音としては、当然と言えば、当然なのですが、
ライアーのテクニックが、変ってきたという事になります。


しかし何よりも印象的だったのは、
吉良創さんの小さなライアーでのバッハの演奏でした。
彼は、演奏用ではなく、普通のライアーで弾きました。
少しテンポを落とし、一音一音丁寧で、
そのひとつひとつに言葉があり、語りがあり、
大切な何かを語っているような優しい音楽で、本当に美しかったです。
彼のライアーソロは、個人的にとても好きな演奏です。


私は、ライアーソロ演奏に関して、あまり舞台経験がありません。
なので、まだ初心者です。
でも今回、こういった刺激を受けて、
自分なりの演奏を少しずつ考えていってもいいかな。。と思いました。


③Afternoon Workshop - Lyre conference

この午後のワークショップは、3回ありました。
ジェネラル・ワークショップで、私のクラスのテーマは、
「ルネサンス音楽」にしました。

このクラスは、若さあふれる16歳、17歳2人、それも双子ちゃん。。
これが。。ん~~、顔が似てて困った。。

そして、ちょうどそのお母さん世代の「大人」が集まりました。
ドイツ人、アメリカ人、日本人、8人でした。

クラスに、ビザが下りずに来られなかった人がいて、
国の厳しさを感じずにはいられませんでした。

今回は、16世紀のフランス音楽を選び、
それを完全5度音程バスとメロディーの編曲をつけていきました。
この曲は、4拍子なのですが、途中、3拍子と2拍子が入り、
とてもエキサイティングな演奏になりました。


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オイリュートミーで「ピース」



若い子が多いので、このリズムのリトミックを取り入れてみると、
エネルギーが有り余っているのを感じたので、
少しリトミック的な、簡単なルネサンスダンスを入れる事にしました。

そして、私が、オイリュートミーで言葉を入れたいから、
1人ひとことを考えて欲しいと言うと、
HOPE, LYRE, PEACEなどなど。。
と、あっという間に8個決まってしまいました。

音楽は、モーニングクラスの演奏する音楽に合わせる事にしました。
モーニングクラスは、練習している3曲のうち、
2曲をシェアリングタイムで考えていたので、
1曲を一緒に何かできます。
スゴイことです!

いつの間にか、名前が「ちゃん」付けになってしまいました。
エネルギーいっぱいのクラスで、
ここでも自助グループが出来上がりました。
助け合いの会話が増えました。

笑いの多い、楽しいグループになりました。

最終日に、みんなで写真を撮りました。
オイリュートミーで「I」を表します。
ピースの「イ」の発音の場所です。
小さいお祈りのような形になっているのも、
ミニチュア「I」です。

こんなに晴々した顔で、このままライアーが演奏できたら、
素晴らしいなと思いました。

②Morning Workshop - Lyre confernce

教育についてのセミナーが終り、ワークショップが始まりました。

私は、ハンブルグ大会の時、連絡をしたものの参加せず、
3年後の2006年ベルファストに出席しました。
2009年スウェーデンは、父の具合が悪く、途中で帰国しました。
その後、2012年のドイツは、父がおそらになったので、
行くことができませんでした。

今回は、ワークショップのリーダーの1人をやらせていただきました。
数十年教えてきている私は、ここでは新米、ドキドキワクワクでした。

午前中のクラスは、4回ありました。
20歳代から80歳代まで、年齢層が広く、
国籍もさまざまでした。。
ブラジル人、中国人、ドイツ人、アメリカ人、そして日本人の11人。

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<全員写真に入りきれなかったので、ごめんなさい。。です。>



冷房が効き過ぎ、寒い日が多かったので、
簡単な身体の動きをおこないました。
そして、ライアーの音を使った会話をしました。
笑いが漏れる中、人々の心が少しずつ解れていくのが見えます。

ドイツでのライアー大会の会長をしていらしたゲハルトさんが、
私のワークショップに参加をしてくれたので、理由を聞くと、
「だって、興味あるんだもん。何をどうやるのかな。。と思ってさぁ。」
との答えでした。
ははは。。テストみたいだなぁ。。

生徒さんの1人に、イタ・ヴェクマン クリニックで、
私がとてもお世話になった音楽療法士さんの患者さんが、
わざわざ来てくれました。
世界の狭さを感じたと共に、身の引き締まる思いでした。
最後の日に、3年後の大会には、絶対に会いましょうね、と言うと、
返事がなく、目を落としました。
胸が、張り裂けるような悲しみを感じ、私も同じ気持ちになりました。
私は黙って、彼の手を取り、「約束だけしようよ。」と言いました。
じっと私の顔を覗き込み、「イエス。」と答えましたが、
悲しい気持ちは、ずっと心に刺さったままでした。

またこのクラスは、看護師さんや幼稚園の先生、
ライアー工房のマルティン・ニースもいました。
若い中国人の純粋な心の強さに圧倒されました。
ブラジル人の深く優しい気質に感動しました。

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<ライアー持って、あっちうろうろこっちうろうろ。。>



そして気づいてみたら、私の悲しい英語の結果、
グループが、自助グループになっていました。
逆に会話も多く、仲良くなっているさまを見て、
こんなのも悪くないんだな。。なんて思いました。

音楽が生き生きしていて、ミスタッチなんてなんのその、
行きつく所まで行き、それぞれに表現したい事が見えていて、
「大変よろしい」でした。
これが、私の一番やりたい音楽です。

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<ちゃんと英語で説明。。してると思います。アン、ドゥ、スリー>



最後の日に、
「次回は、自分の力で、全部英語で説明できるようにします!」
と言ったら、笑いと拍手が起こりました。
ここでウケるか~?
まあ、みんな、苦労させてしまったね~~。

本当にホンワカとした、明るい雰囲気のクラスでした。
そして、自分にとって、とても学びのあるクラスでした。
ありがとうございました。

次回は、午後のワークショップぶろぐです。

世界ライアー大会① Conférence de la lyre du monde

みなさま、こんにちは。

パリに戻ってきました。
17度しかなく、ついに暖房に手が出ました。

着いてすぐ、教育関係のライアーセミナーがありました。
今まで自分が、音楽アトリエで実施してきた内容の
良い反省会になったと思います。

変えていきたい面や今のまま続けていっても良い面など、
はっきりとわかり、面白かったです。

私は、とても若い頃から人に教えていたので、
教えるという仕事は、30年以上になります。

昔から、「教える」という行為に疑問を持っていました。
何が教育なのか、教育をして相手(生徒)にどうなってもらいたいのか、
相手は、何を望むのか、何が厳しさで何が優しさなのか。。
音楽と共に、心の成長、そして人生の楽しみが増えているのか。。など。。

療法士になって、療法的な面から考えるようになったのは、ここ10年です。

この教育関係のセミナーでは、療法的な内容は、一切ありません。
でも、これからもっと工夫できそうな例が、いくつかありました。
「真似」は、格好だけなので、結局至らずに終ってしまいます。
理解が表面的で、本質が見えていないからです。
応用して初めて生きるし、本当に興味深いものになると思います。




またここで、グループが、徐々にひとつにまとまる様子や
なかなかまとまらない様子を見ました。
まとまらない場合、批判以前に、その理由を挙げてみると、
いろいろな答えが出てきます。
まあ、どれを見ても、納得のいくものです。。
先生側、生徒側。。平行線です。。
交わる部分。。ここを見つける、これも仕事なのだと思いました。

とにかく楽しい3日間でした。

次回は、大会に、つづきます。

プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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