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混沌とした中で。。

やっと太陽が出てきました。^o^//

ドイツ飛行機事故が、フランスでありました。
精神科医師の分析では、母親がウツで苦しんで、自分の人生に光もなく、
ドロドロした暗闇の中、苦しんでいる時、
1人で生きられない子供や赤ちゃんを犠牲にする事がある。

いわゆる道づれ。。

今回の副操縦士の心理は、
まさにウツ状態の母親のような心境だったのではないか、とありました。

それが正しいかどうかは、わからないですが、
私は、ただただ自分の事しか頭が回らなかった、
心の余裕がなかったのではないか、と思うのですが。

150人一人一人の人生を一瞬のうちに奪ってしまいました。
尋常な精神ではありません。
心より、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

コックピットは、テロ対策のために暗証番号を入れて、
ドアを開けるしくみになっていた。
だから、操縦士は、暗証番号を知っているはずだから、
運転席に入れるはず。。と思ったら、とんでもなかった。

内側から鍵をかけられる2重鍵になっていたのですね。
だから、外からどんなにドアを開けようとあれこれやっても、
無駄になってしまった。。という事でした。

なんだか、極端から極端の世界です。
正か悪か。。。白か黒か。。。
脳死も然り。。。生か死か。。。
食べ物も然り。。。賞味期限前か後か。。。

医師に、「搭乗不可能」と診断されたその日に事故を起こした彼は、
まるで医師の言葉は、「君の人生は終りだ」
という意味と同じだと解釈をしたのだと思います。

物や頭の中を整理するには、2元論は便利ですが、
曖昧にしておく部分も必要なのかもしれません。

「過渡期」というのは、混沌としていて、物事がはっきりせずに、
誰でも辛い時期だと感じますが、
人生の雲が晴れるのを待つというのも、
ひとつの楽しみにできるといいなと思います。

そして曖昧さは、人をゆるす事につながるのかもしれません。

あまりにも清い水には、魚は住まない、
そう、菜根譚に書いてあったのを思い出しました。
だから、部屋もまあまあ汚くしておくと、その方が落ち着いたりします。
なぁんて、言い訳か。。

読んでくださり、ありがとうございました。

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東京アトリエ・Tokyo Atelier en avril

こんにちは。

一斉送信をしたのですが、届いていない!
という方が数人いらっしゃるようなので、
ここにも掲載いたします。

すでに通っていらっしゃる方には、
一斉送信でお知らせいたしました。
もし届いていないようでしたら、メールをください。

ご自分のスパムメールや迷惑メールのところも見てみてくださいね。
私が、いるかもしれません。。^^;

初めての方のメールは、アトリエ・ベルのサイトのトップページにある
メールボックスから、申し込みを入れてくださいね。^^

花より団子と納豆の私ですが、
桜は、とても楽しみにしています!^^


それでは、良い日をお送りください!

東京アトリエのおしらせ

みなさま、大変お待たせしました。

東京アトリエの再開のおしらせです。

4月13日(月)~5月23日(土)

メールにて、予約を受け付けますので、よろしくお願いいたします。

ああ、弾いてみたいな、と思ったら、お気軽にメールください。
楽譜の読めない方も、初めて音楽をやる方も、
もちろん、アトリエに通っていらっしゃる方も、どうぞまたいらしてください。
お待ちしております。

すでに通っていらっしゃる方には、
一斉送信でお知らせいたしました。
もし届いていないようでしたら、メールをください。


初めての方のメールは、アトリエ・ベルのサイトのトップページにある
メールボックスから、申し込みを入れてくださいね。^^

※ ちなみにその秋は、9月(10月)~2016年1月の予定です。

よろしくお願いします。

舞台終って。。黙祷

みなさま、こんにちは。

お元気ですか?
本番終りました。

500人以上の観客となり、大盛況でした。
予約して下さった方が大ホールに入りきらず、
急きょ小ホールに大きな画面を用意し、
ライブを流すことになりました。
大ホールに入れなかった方、本当に申し訳ありませんでした。

アリアヌ・ムシュキネさんというフランスの有名な演出家は、
「とてもピュアな作品」というコメントを残して下さったようです。
トゥ―ルToursから、いらしてくださった私の生徒さんも、
感動しました、涙が出ました、とコメントくださいました。
もっと見える位置で、ライアーを弾いて欲しいという声もいくつかありました。
そんな事を言っていただけて、本当にありがたいことです。

シナリオ、振付、演出そして出演をこなす
小夜里さんのエネルギーとセンスは、すごいなと思いました。
こんな方と、ご一緒できたことは、大変しあわせでした。

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リハーサル




さて、私のライアーですが、とても緊張しました。

CIMG3030-1.jpg
リハーサル




ライアーは難しいな、とつくづく思いました。
ちょっとでも触ると、音が簡単に出てしまうという事です。
ホールは、壁から天井から、音が回って響くように設計されていますので、
弦にほんの少し触れるだけで、マイクを伝わって、
ホール自体が響き渡ってしまいます。
舞台は、どんどん進みますから、それを壊さないよう、
暗転の中、楽器を取り出す時も、膝に乗せる時も、本当に気を使いました。

前日のリハから照明に問題があり。。。というのも、
照明の方が、私の存在を忘れてしまい、暗闇の中で弾かないといけなく、
また本番は、弦が反射してしまい、逆に見えにくい状況でした。

このシーンの中でのライアーの音楽は、
津波に、普通の生活を一瞬にして奪われた人々の
不安やさびしさ、悔しさ、そしてひもじさに苦しんでいる時に、
「それでも、どんな時にも、いつも星は輝いてくれているよ。」
という、未来へ生きる強いメッセージがある曲だと思いました。

最初は、何か役に立てて、舞台を盛り上げていければいいな。。
と軽く、漠然と思っていただけでした。
しかし、音楽とともに、いつの間にか、この世界に没頭していき、
どんどん心を動かされている自分に驚きました。

まだ辛い気持ちが残っていたら、肩を抱いてあげたいな、
何もできないだろうけど、さびしいのだったら、横にいてあげたいな、
そんな気持ちでいっぱいになりました。

はじめてグループのみなさんの練習を見学させていただいたのは、
本番まで1週間しかない状態だったのですが、
前日の13日に自分なりに形が出来上がり、
そして翌日が本番という詰め込み作業の中、
勉強になることが本当に多くありました。

協力させていただいて、大変嬉しく思いました。
心より感謝いたします。
黙祷


読んでくださり、ありがとうございました。

演劇の舞台 à Paris

みなさま、こんにちは。

インフルエンザから気管支炎喘息にひき続いたせいか、
まったく臭覚がなくなってしまいました。
匂いの強いチーズも、焦げたパンも、なにも匂わない。。
2週間以上臭覚がなくなると、ストレスになることを初めて知りました。

犬鼻と言われた私の自慢の鼻は、使い物になりません。
濡れて光ったワンコの鼻を触っては、ため息をついています。
治るのかなあ。。ワォ~ン。。クゥ~ン。。

3月14日に、演劇の中で、ライアーでちょっと参加させていただく事になり、
リハーサルに通っています。

日仏女性演劇「セラフ」というグループが、『波 La vague』を演じます。
今回は、パリ国立図書館の大ホールでの舞台と言うことで、
13日には、日本のテレビさんが入ったり、
当日は、アリアヌ・ムシュキネ(Ariane Mnouchkine )さんという
演出家がいらっしゃるという、
想像以上に大きなイベントになっているようです。

グループ主宰の岡田小夜里さんという方は、
もうかれこれ30年、パリに住んでいます。
とても肌が艶やかな方で、うらやましい限りです。
エキゾチックな美しい顔立ちで、動きも美しさが加味され、
演じたり、ダンスをしたりすると一層目立ちます。
美大出身の絵描きさんだったのですが、
人とのふれあいが好きで、演劇の世界に飛びこみ、
パリで、多くの作品を演出して、自ら演じ続けています。
日本作品に限らず、シェークスピアやオスカー・ワイルドなど、
俳優憧れの作品も多く演じています。
今回私は、小夜里さんの今以上の才能の開花を見られるのかと思うと、
とてもドキドキしています。

アシスタント兼女優さんの井上弘子さんも長くパリに住んでいる方で、
今年に入って、パリアトリエのライアーを習いにきました。
彼女のダンスは、独特の色気があり、とてもステキです。
おにぎりを作ってくれたり、温かい人柄で、いろいろ気を使ってくださって、
本当に感謝しています。
彼女の縁で、今回の演劇に参加させていただくことになりました。

女優さんたちの中には、プロダンサー、歌手もいて、
交互に彼女たちの赤ちゃんや子供ちゃんの面倒をみながら、
長いセリフを覚え、演じ、ダンスし、歌を歌い、
いろいろな事に挑戦して発表している姿は真っ直ぐで健気で、
なにか、心を打つものがあります。
この演劇の中のダンスや演技は、
私のニューロン・ヒューズが飛んでしまうくらい複雑で、高度で、
みんなスゴイな~、と思います。

私のライアーはというと、ほんのちょっとだけ参加です。
宮沢賢治の曲なのですが、弾きながら、なぜか感慨深いものがあります。
どんな風な音楽にしようか、いろいろ考えています。
そういう時が、一番楽しいです。

その場の雰囲気づくりの音楽なのですが、
場面にピッタリ合って、女優さんたちを引き立てながらも、
後から、あれなんの楽器なの?なんだかきれいだったな。。
というような印象が残って、楽しんでいただければ嬉しいです。

13日と14日本番は、どんな感じになるのか、とても楽しみです。
みんなでひとつのものを作っていくのは、すばらしいことですね。
そしてこのようにステキな機会を与えてくださって、
とても光栄に思います。
ありがとうございます。

それではステキな日をお過ごしください。



ライアーのデモDémo Vidéo à la lyre au youtube を作りました

みなさま、こんにちは。

1週間の怒号のようなインフルエンザの熱の日々も過ぎ、
すっきりさわやかな私です。

昨夜、デモを作ってみました。
あまり私のライアーの演奏は、外に出していなかったのですが、
いろいろと押され押し返し、また押され。。で、
とうとう。。

ライアーは、心の中を透かされる楽器のような気がして、
とても恥ずかしい感じがしていました。
仲正雄さんのおっしゃる、内側に向かう音楽。。まさにそうですね。

でもまあ、40秒から少しずつ初めていけば、慣れるかな。。と思い、
そんな慣性の法則を信じて載せました。
慣性の法則。。意味が違うか。。
止まらなくなっちゃ、困りものですね。。







弾いてる姿の方が良いと言う友人の勧めで、
恥ずかしながら画像入れてみました。
お見苦しい点も多いですが、どうぞお楽しみください。

いつか、もう少し長いものを作ります。^^


プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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