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東京アトリエ勉強会・ワークショップ

みなさま、こんにちは。

なんだか、急に秋の気分、涼しくなりましたね。

さて、この日曜日は、2部構成で、勉強会をおこないました。

1部は、ワークショップ「グループ療法的な音あそび」で、
生徒の参加者の方々と、ライアーを中心に音あそびをし、
2部は、「うたとライアーの演奏勉強会」をおこないました。

会への参加は、義務ではないので、
会とは別に、アトリエに通っていらっしゃる方も数人いらっしゃいます。

私は、障害のある子供や精神疾患のグループをやっていました。
今回は、今までと違う状況の中、日本の様子もままならないまま、
私自身、眠れない日々を送りながら、
ドキドキわくわくグループ活動となりました。

東京アトリエは、1年目ですので、
生徒さん同士、初めて出会うという方が、大半でした。
私の緊張は、グループに移り、グループの緊張は、私に移り。。
まるで、伝染病みたいです。。笑

そんな中、Non verbel(言葉なし)Communicationで始まりました。
あちこち笑いがもれ出し、私まで、噴出しそうになってしまいました。

ライアー即興自己紹介は、あまりにも面白かったので、2周りしました。
ひとりひとりの創造力というのは、すごいものだと思いました。
この力が、ひとつになったら、すばらしいアートになるのでしょう。。
感動の一瞬一瞬でした。

リズム遊びは、2拍子、3拍子で、楽しみました。
手が忙しいと、足を忘れちゃった方も、良く刻める方も、
冷や汗と気持ちの良い汗をかきました。

「えっ、この人が?」というくらい変貌した方から、
心の奥底でそっと楽しんだ方まで、その表現は違いますが、
少しずつ仲良くなる様子は、私の心もほんのり温かくなりました。

2部は、ライアーのDuoからSextetそして、

Benkyo1


最後に、「全員でアンサンブル+うた」をおこないました。
初めて、フランス語のうたに挑戦した方もいらっしゃいました。

緊張よりも、楽しもうよ、という強い気持ちがじわじわ伝わり、
全体がひとつになって、まるでマユの中にいるような、
安心感が生まれたような気がしました。

CIMG2133Blog.jpg



先生である私も、「間違えちゃったから、もう一回弾こうか。。」
なんて事があったり、
調弦器で、途中で調律したり、いろいろ手間取りました。。ははは。。

CIMG2141Blog.jpg



そして最後には、みんなで写真を撮りました。
後で見て、とっても笑ってしまったのは、私だけ、たて笛じゃん。。
。。まあ、L字調弦器よりは、いいよ。。なんて、友人に言われて、
妙に納得してしまいました。

会の後のお食事も、美味しかったです。

会の用意をお手伝いをしてくださった友人の方々、
そして、がんばって弾いてうたって下さった生徒さんたちのおかげで、
ワンダフルな日曜日となりました!

ありがとうございました。^^




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音楽の練習って。。ミスタッチ

こんにちは~。

みなさま、お元気ですか?
暑さで、かげろうのように、ゆらゆらへなへなな感じです。

最近、音楽を使って仕事をしていらっしゃる方の中で、
「音楽」が、「音学」になってしまい、
避けてしまう、または、できれば逃げ出したい、
というお話を頻繁に聞くようになりました。
「怨学」のような字になっては、苦しいですね。

ライアーに限らず、楽器は、基礎の基礎をマスターするまでは、
少々詰め込んで、学ばないといけない時期はあります。
でもそんな時、自分なりに工夫して、
楽しく練習できれば、いいですよね。

音を間違えて奏する事をミスタッチすると言い、音楽を勉強する者は、
大変嫌うものですが、本当に良くないのでしょうか?
私は、この辺に疑問を持つようになりました。

ミスタッチによって、何か得られるものはないのでしょうか?

ミスタッチは、譜面通りじゃない音を出すこと、です。
このミスタッチするからといって、
その部分のみを何度も繰り返してしまうのは、
練習とは言いません。
なぜならば、そのミスタッチする箇所を
ミスタッチとして、脳にインプットしてしまうからです。

ミスタッチしないくらい、1音1音指の位置を確認するために、
大胆にゆっくりとしたテンポに落として練習することで、
譜面通りの音を脳にインプットする事ができるのではと思います。

1音1音指の位置を確認しながら。。。

私は、練習というのは、ここからがスタートなのだと思います。

そしてそれは、
脳への書き換えをすること、
脳へ新しい情報を指から入れること、と同様になります。

こんなに素晴らしい刺激を脳にくれるのでしたら、
ミスタッチは、悪くないものです。
そして、練習ののち、ミスタッチがなくなって、
奏する事ができるようになれば、気分だって良くなります。

先ほど、基礎の基礎、と書きましたが、
基礎の基礎を作るのは、やはり、
大胆にゆっくりテンポを落として練習する事にあると思います。

そう、まさにミスタッチをなんとかしようとする時と同じです。

ゆっくり奏することは、自分の呼吸の深さにも、
関係しています。
ミスタッチをして、「ウキキ~~!」となってしまう。。
というのは、逆効果です。

大胆に落としたのろのろテンポで、
脳へ程良い刺激をし、酸素もたっぷり送ってあげて、
そして、練習時間を短く、上手に使うと良いと思います。

何か苦手なものに対面すると「うきき~」となってしまう、
自分の考え方のクセも、変っていきます。

実は私は、とても短気です。
「うっきっき~!この~~~!なんだお~~!」は、大得意です。

それで、どうすれば良いのか、考えてみたのです。

で、私の最良の練習方法は、テレビをつけっぱなしで、
大胆にゆっくりテンポを落とし、指確認しながら、練習します。
1回終ると、テレビを見て、へへへと笑い、
また気を取り直して、2回目。。と練習します。

テレビを見ながら、練習することを勧めているのでなくて、
日常生活の中に、気を引き締めて、
特別な練習時間をわざわざ作らなくてもできるよ、
という事が言いたいのです。

最後にもうひとつ。
できるまでやる、というのも、逆効果だと思います。
「根を詰める」と言いますが、これは、
まず、呼吸をしていない、頭に血がのぼる、テンポも感じられない。。

自分を追い詰めない、という「バランス感覚」も養えます。

音楽は、不思議なことに、休んでいる間に、
どこかで消化してくれていて、いつの間にか、
奏しやすくなって、上手になっている事があります。

「熟する」のを待ちながら、練習をする、という、
自分自身への信頼、そして音楽との信頼を育める、
よいチャンスだと思っています。


大胆に亀テンポに落として、
指をひとつひとつ確認しながら、
ゆったりとした呼吸を感じながら、
音が、細胞に入っていくような感覚で、
練習してみると、良いと思います。

練習方法は、たくさんありますので、
自分に合った方法を発見しても良いと思います。

ゆっくり奏するのは、自身のリラクゼーションにもなりますので、
是非、やってみてください。


夏風邪にかかっている方が多いようです。(私も。。)
冷たいものは、できれば夕方から飲むと良いと、
エジプト人が教えてくれました。
ほんとかな。。ほんとかも。。


プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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