2007.04.17(Tue)
フィンドフォーンに住む、日本人とスコットランド夫婦が、来仏しました。
そして、パリで現代レイキをやっている岡本さんという方の計らいで、
「スピリチュアルとはなんだ?」 というテーマの2日間のセミナーがありました。
踊ったり、歌ったり、笑ったり、詩を聞いたり、絵を描いたり。。
私は、疲れていたせいもあって、なんだか乗り気が今いちでした。
こういったセミナーにいくつ出たのだろう
子供のような遊びの時間。。。
セミナー前半は、
乗り気もないし、
笑いもしない、
ムスッとして、
トゲトゲして、
めんどうだし、
あくびばかりしていました。
仰向けになって、何か話を聞きながら、
リラクゼーションをしている時、
透明ガラスでできた屋根から、青い青い空が見えていました。
ピピピ。。ピピピ。。と鳥の歌が時々聞こえてきました。
そして、このリラクゼーションのあと、絵を描くことになりました。
クレヨンで描いたものは、背中に羽を生えて飛んでる、
1匹の黄色のブタでした。
そして大きな太陽。
小学校低学年の頃、画用紙に太陽があると、
幼稚っぽくなるから描いちゃ駄目だと、
母親に言われて以来、描けずにいました。
ああ、満足~。
そして私は、小さい頃から、人に預けられたり、いろいろあって、
子供らしい時期を過ごせていなかった。
そういう事を思い出しました。
過去は変えられない。
でも、「今」は、変えられる。
太陽を描くのを機に、突っ走った私の気持ちは止まらず、
幼稚園の子みたいに不器用なクレヨンの持ち方になりました。
自分の子供の部分に触れたのではなくて、
私は、本当に子供に退行してしまいました。
「これはあたしのたいようだお~!!」
人前で、自分の絵について説明しました。
「ブタは、マシュマロのようにフワフワ柔らかい。
ある日、羽が生えてきたので、飛んでみようと思いました。
うまく飛べました。
大きな太陽が、ニコニコしています。
暖かな日差しの中、ブタは気持ちよく飛んでいるのです。
どこか、おいしい食べ物は、ないかな?と探しています。」
乗り気も、トゲトゲも、すぐれない気分も、
もちろん、もうなくなっていました。
絵は、手にできて、形に残るからいいですね。
この絵を見るたびに、嬉しくて仕方ありません。
子供の時に満足できなかった一部分でも修復できて、
とっても満ち足りた気分になりました。
これは大きな心の宝になりました。
スピリチュアルは、遠くにあるものや高尚なものではなく、
自分の内面に触れる事、気づく事、こういう事なのかもしれません。
2007.04.09(Mon)
1年に1度パリで行われる、田村先生の合気道セミナーがありました。
去年より人が多く、1日目で400人以上、
2日間合わせて、800人の講習生が集まったそうです。
満員電車の中のような道場で、ちょっと動くと他の人にぶつかって、
ちゃんとしたウケ身なんてとれません。
知っている顔もチラホラありました。
1年ぶりに再会する人とは、遠くから目で挨拶したりして。。
今回は、右膝の痛みを我慢して出かけました。
でも、講習が終った頃は、痛みが半減していました。
ゆっくり動いているうちに、固まった筋が伸びてくれたのだと思います。
去年の夏には、田村先生に「優しい気持になりなさい」
日本の道場の加藤先生には「固まらないで、柔らかく」
そう言われていました。
私と組んだ相手の方は、楽しく組めたかな。。
そう考えながら、お稽古しました。
2m以上もある男性もいます。
マッチョな男性もいます。
また、私が女性だという事を忘れているような人もいます。
思い切り床に叩きつけるような人もいたりして、
そんな時は良い気持はしません。
でも逆に、優しい女性もいます。
柔らかな男性もいます。
相手と手をつないだり、相手の身体に触れて、
相手と自分との間に心地よいリズムを創造できたり、交流できたり、
それを繰り返しているうちに、さらに自分の心や技の深みが増してくるといいな。
さくらが満開の季節、さわやかな講習でした。