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ベルファスト②ライアーフェスティバル



言葉というのは、必要な時は、どうしても使うわけで、
学食の食べ物の英語での注文は、結構大変でした。

ライアーを使った音楽あそび、療法のやり方などの技術面ももとより、
いろいろな人のセンスや表現に触れられて、
自分の感覚が自由に広がるような気がしました。


毎朝、皆で歌を歌い、ライアーで奏でる音程、和音を奏でました。

ショスタコーヴィッチなどの珍しい曲に触れられたのも、良い経験でした。

ライアー人300人が集まり、作曲者自身の指揮による演奏は、圧巻でした。


写真は、授業の中で見せていただいた、
療法で使用している2人用のライアー。

別々の楽器ではなく、ひとつの楽器を人と向かい合って弾く事ができます。

楽器が出来ない人でも、この音遊びは、その人の表現力を伸ばしてくれます。
また、遊び感覚で自由に弦に触れられるので、目の前にいる相手と一体感を得やすく、
やり方にもよっては、深いラポールが作りやすく、療法に向いていると思いました。


つづく③



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ベルファスト①ライアーフェスティバル



ベルファーストのライアーフェスティバルに参加しました

ベルファストといえば、キリスト教同志の激しい争いが絶え間なかった町です。
こんなに平和な雰囲気の町なのに、本当にそんな悲惨な事があったのか、
不思議な感じでした。


1人2コマずつ、セミナーを選択できました。

私が受けたセミナーは、

1つは、音楽療法のクラス、
そして、もう1つは即興のクラス、でした。

療法のクラスは、ひとりの指導者にまかせるだけでなく、
イギリス、スコットランド、アイルランドで活躍している
音楽療法士さんひとりひとりが、いろいろなやり方を見せて下さいました。
詩があり、歌があり、実際に身体を使った表現もして、
交流の場となり、大変勉強になりました。


即興クラスは、コロイ楽器を使いながら、色の布地を用い、
ゲーム感覚のような即興をしました。
即興が、作曲になっていく、おもしろい過程を体験できました。


また、泉本さんが率いる日本人オーケストラに参加させていただきました。
これが本当に、とても嬉しかったです。
吉良さんや吉良さんの奥様との出会いをはじめ、
多くの日本人との大きな出会いの場にもなりました。

つづく②



ノルマンディーでイタリア人と過ごす

この週末、須賀先生という日本人の先生が教える合気道講習に行きました。
ノルマンディーのカーンから15キロ離れた海の町で行われました。


須賀先生は昔、私の東京の師である、
加藤 弘先生と組んだり、教わった事があるとお話していました。

朝6時から1時間の剣の時間に始まり、
夕方5時までの杖や徒手のお稽古でした。

イタリア人を中心に、12人でキャンプをしました。
私は、6人のイタリア人のグループに入りました。
それも5人男性、私だけ女性1人。


ああ~。。。


2人1部屋なので、1人選べと言います。。
私の前の5人男性が、真剣な顔をして並んで立って待っています。

とても困りました。。
仕方ないので、一番怖くなさそうな人を選びました。


しかし、伊人男性は、女性よりも本当によく喋るようですね~。

朝からとっても元気で、彼らの声で、目が覚めるのです。
「なんチェ~~レ、なんとかオ~レ、なんたれっカント」
など、やたら語尾が長く強調されて、
全員が歌を歌っているようなお喋りでした。

「髪がないミケーレさん」という言葉をイタリア語で覚えました。

食料は、彼らが自国から食べ物を持参していたので、分けてもらいました。
朝は、つつましやかに、クッキーとコーヒーまたは紅茶でした。
昼と夜は、イタリアから持参したトマトソースパスタ料理でした。


知った事は、イタリア人は、本当に歌うように良く喋る、良く笑う。。

そして毎日、イタリア料理を食べるという事でした。


パリは35度以上の暑い日が続いていますが、
ノルマンディーは18度くらい。。。

私は、足首まで水につかっただけで、震え上がってしまいました。
でも泳いでいる人は、ちゃんといました。



ジダンの裁き



サッカー優勝戦の浮かれた雰囲気もあっという間になくなり、

今日はジダンの会見がありました。

この会見で、マテラッツィがあの時ジダンに何を言ったのか、
ジダンの口から、その真実を知りたかったのに、
それについて彼は言いませんでした。。

あの試合の時、
マテラッツィは、ジダンの背後に回り、
何度も何度も、彼を後ろから抱くように腕を回しました。

ジダンは、そのたびに「やめろよ!」というそぶりをして、前に歩き出した時、

マテラッツィが何か言葉を言いました。

その数秒後、ジダンは、マテエラッツィを頭で突いてしまったのですね。。これが。。。

私は、なんてしつこい人なんだろう。。マテラッツィって。。と思った瞬間でした。


ジダンは、普段から怒りっぽい人で有名だったらしい。。
それを知った上でのマテラッツィの行為だと思うので、
彼の作戦に乗ってしまったのかな。。

残念に思われてなりません。

ジダンは、会見で、

「あの最後の最後に怒ったのは、その時に正しいと思ったから」

忘れていけない事は、ジダンのリアクションがなかったら、
マテラッツィはまだまだ調子に乗って、
次の試合の時も同じような事を繰り返すだろうな。。ということ。


彼の国への差別や家族への侮辱の言葉であったら。。
それは、我慢しないといけないものなのかな。。。
そうかもしれいし、そうでないかもしれない。。

イエローカードやレッドカードは、
規則に反した行動に対して出されるものであって、
規則に引っかからなければ、カードは出されない。

戦う相手の体に、故意に触る事や試合中の会話は、規則内なのでしょうかね。

この会見を見て、人が、人を裁くという難しさを
改めて目の前にしたような気がしました。



プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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