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3月DanzaNelRinaschimentoダンス部日記

みなさま、こんにちは。

桜がきれいですね。今年は、観られたので大満足です。^^//

ミラノのスフォルツァ家の美術館に、
ミケランジェロの未完の彫刻があります。
年老いたミケランジェロは、目も不自由になり、
亡くなる前まで、手探りで彫っていったという石。。

その彫刻の背中は、山から削って運んできた石の塊のままです。
完成した作品より、強いインパクトがあり、
私の脳裏に焼き付いています。

ミケランジェロ



立体だからこそできる光と影。。陰陽。。

ダンスの振付師は、それぞれの振付本の中で、
どのような言葉を使い、なにを表現したかったのか、
その言葉の裏側にある意味も、
そしてそれらが、イタリアで踊られているような解釈につながるよう、
ちょっと考えながら、動いてみました。

また女性の足はこび、身体の流れ、音のり方など、
私が、イタリアの舞台で注意されている事を含め、
振付本と照らし合わせながら、注意深く踊りました。

ひとつ考えると、振付を忘れてしまう、
振付を考えると、身体を忘れてしまう。。
ひ~。。汗びっしょり。。

マジメなダンス部、目指しています。!
と言いたいところなんですが。。

男性の一人に、かっこいいジェストで。。こんな風に。。
とお願いしたら、
まるで、仏像の格好のジェスト。。
日本人のDNAだとしか思えないおもしろさでした。
しばし中断。。みんなで彼に合掌。

今回、ひとつの作品を
笛と太鼓での生演奏とCD演奏の両方を使ってみました。
すると、生演奏だとリズムが取れるけれど、
CDはどこをやっているのか分からなくなるという意見があり、
興味深いものだと思いました。

ストレッチ効果も出てきたようで、
もうすぐ180度近く開脚しつつある男子がいます。

16世紀ものは、いろいろな振付家のヒップホップ風
ノリノリガイヤールを目指したいものです。

次回は、4月22日(日)です。
今回も第4日曜日になりますが、
もしかしたら午前中になるかもしれません。
10時00分~
または、
12時30分~

です。

お部屋の予約が取れ次第、決まります。

みんな、また踊りに、笑いに来てくださいね~。




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ヒップホップ踊ってきたよ。

ワンエンドツーエンドスリーエンドフォーエンド
ツーエンドツエンドスリーエンドフォーエンドスリー・・
すごい早口言葉。。
え~~~、英語、英語!
数えられない~!と言ったら、
それを聞いていた隣の20才代の子が、
「日本舞踊やっているんですね。
英語が苦手だって言ったから。。」
だって。
そこか。。
あ~、驚いた。

中学の必須(武道かの選択)になったダンス。
体育の先生が、教えているらしい。
で、ヒップホップは、絶対に知っとくべきもの。。らしい。
ツメコミ教育→ゆとり教育→
今は、「生きる力」教育なんだそうだ。

みなさま、こんにちは。
今日は、そのヒップホップの練習があったので行ってきました。
基本ステップの組み合わせとヴァリエーションがたくさんあるようで。。

まるで16世紀イタリアルネサンスダンスのガイヤール!!

男の子グループは、華麗なステップを競い合い、
曲が終ると「イエ~!!」と大盛り上がり。

考えてみたら、ルネサンス時代のダンスも、
あの頃のトレンドだったんだな。

あのノリが、現在のルネサンスダンスに欲しいものです。
次回のダンス部は、みんなノッてるかい?から、始めるか。。

4拍子系だから、ガイヤールにはならないけれど、
リプレーザをサイドステップと言ってもいいな。
ランニングマンは、トランゴ、カデンツァの繰り返し。。
クロスステップ、サンドランジ。。おもしろかったです。。

16世紀の若者が、毎朝、ガイヤールを練習した気持ち、
今日、はじめて分かった気がしました。

でも私は、一生ヒップホップは、やる事はないでしょう。



文化にのまれてるよ。。

みなさま、こんにちは。
いかがお過ごしですか?

ミラノーパリ。。そして。。LCC、バンザイ!

人と人が手をつなぐ、お互いのエネルギーを感じる。。
絵画も、彫刻も、
その表現があり、その世界観があって、
動きとして表す、それがダンスなのだと思います。

格好でもなく、ただ楽しいという表面的なものでもなく。。



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うわべの美しさ。。でもなく。。
突き動かされるもの。。

それは、「恐れおおさ」だと友人が言った。。

今回、ミラノ近郊で、16世紀を踊った時、
丸いと思い込んでいた自分のこころは、決して丸くなく、
すごくいびつだと知りました。
それを認めるまで、まだ時間がかかっています。
何か、自分の魂の深い部分に触れたのかもしれず、

恐れおおさに、身体もこころもひるんでいます。
恐れおののいている自分と対峙中。。かな。。

目の前にあるものを観るだけで、言葉も出ず、身体も動かない。。。

フランス人の中で踊るイタリアルネサンスダンスと
イタリア人の中で踊るイタリアルネサンスダンス。。
そして今回は、フランスに長年住んでいるイタリア友人と
イタリアルネサンスダンスを踊る事ができ、興味深い。。
彼女は、フランスバロックも踊る人です。

隣同士の国なのに、この感覚の違い。。
ましてや、私は、東洋人。。

言葉で言い表す事は難しいけれど、
私の身体は、ひとつひとつ知っていっているのだろうか。。

フランスでも、日本でも、イタリアルネサンスダンスを踊れるのに、
わざわざイタリアまで行って、自分は何をしているのだろう。。

そんな葛藤の中にいます。
これからずっと自分にできる事と言えば、
この「恐れおおさ」を忘れずにいる事かもしれません。

ダンスでも音楽でも、ライアーでも、絵画でも、
人のこころの底にある "たましい"に触れ合って。。

物まねや人まねではなく、
自己顕示でもなく、快楽だけでもなく。。。
としたら。。さて。。私は、どこに行きつくのであろうか。。笑

みなさま、ステキな日をお過ごしくださいね。



プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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