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グレゴリオ聖歌ライアーで即興

みなさま、こんにちは。
4月のあんさんぶる部が、日曜日にありました。

いつものように、即興音浴シャワー。
バツグンの気持ちよさ~。
今回は、8分6拍子。
腕でのリズムと音の流れ動きだけでなく、
今回は、身体の動きを入れてみました。

そして、中世音楽の音程を使った即興。
これは、スペイン中世ハープで学んだ内容の応用を使い、
簡素にわかりやすくしました。
ひとりひとりメロディーを作っていき、
さらに、少しずつ会話にしていきました。
ちゃ~んと石づくりの教会の中の響きを想像して追い、感じて。。
間違えちゃった!がない世界、
自由にグレゴリオ聖歌ができあがり、
それもとてもきれいでした。

もちろん曲もやりましたよ~。

休み時間には、身体の柔軟や姿勢の話題で大盛り上がり!
手が床につかないだの、
お尻が上だの下だの、
膝が痛いだの。。

先生、早く練習に戻りましょうよ。。って。。
生徒さんの方がしっかりしているので。。ね。

そうそう、この日は、
花粉症のくしゃみを我慢したら、
でっかいシャックリが出てしまい、
その後、くしゃみが連発。。
身体は、うそつきませんね。

マスクで温めると、症状が少しラクになりました。




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シュメールのライアー&ギリシャのキターラ

ぞくぞくする寒さです。
春は、もう少し先になりそうですね。
この土用が終ったら、日本を発つ前に、
チューリップの球根を植えたいのですが、
この寒さでは。。ね。。
家の中は暖かいので、球根からは、
がまんできなくなった芽から、
「はやく~、もうがまんできなぁ~~い!」
と聞こえてきそう。。

先日、庵月工房の後藤さんを訪ねました。
眼鏡にすっぴん。。
初対面の後藤さんに、あれ?写真と同じ人?と聞かれてしまいました。
ん~。。どういう意味だ?複雑ですね~。

初めて弾いてくれる人がいた~!と喜んで下さいました。


<わたし、多分、同じ人です。>



制作していらしたのは、
シュメールのライアーギリシャのキターラ。

まずは、シュメールのライアー。
これは、10弦あり、真ん中が一番長い弦となります。
楽器に相対して、ブリッジを真ん中に置くと、
真ん中から均等に左右に音が上がる。
その場合は、5本ずつだとしたらペンタトニックかな。
この時は、12音階になっていました。
音律も分からないし、どの旋法のペンタトニックか。。
テクニックは、弦の幅が広いので、棒などで軽くたたいて音を出す。。
1本の弦に、数本の指を一緒に弾く。。などなど。。

しかし、弦が、馬の尾っぽや麻糸だったら、切れちゃうな。
不思議いっぱい。。楽しかったです。

今度制作する時、金のウシのお顔でなくて。。金のカエルで是非。。



後藤さんの撮影した動画は、私のfacebook内です。
https://www.facebook.com/aki75017

キターラは、左手で、レバーによって、音を震えさせたり、
一瞬半音下げてそのまま響かせる事ができます。
ペンタトニックに調弦で、やはりテクニック的には、
ハープのテクニックになるのだと思います。



そして、阿部富美子先生や小林道夫さん、朝川朋之さんなどなど。。
音楽家のポスターや写真と対面、再会にも感動しました。

ヴァ―ジナルからスピネット、プサルテリオン、ハープ。。



<中世ハープ。。ヤギは悪魔。。毒を持って毒を制す>




<クラヴィコードかな。>





<ポルタティヴオルガン>



ポルタティヴオルガンは、後藤さんがふいご、私弾く人。。
モンセラットを弾いたら、息の合わないこと。。
どっちがどうなのか。。
ああ~、おもしろかった~。

その後は、温泉に行きました。
気持ちよかったです。




コメディア・デッラルテ

イタリアに移り、1週間以上経ちました。

劇団で、コメディア・デッラルテに触れました。
中世からルネサンス、バロック期に発展していった劇です。

マスケーラ(仮面)には、複数の人物とその生活や性格があり、
姿勢やしぐさ、歩き方で、それをあらわしていきます。

仮面は、まるで生きているようで、ひとつひとつ、
人を扱うように大切にしなくてはなりませんでした。

人格が身に沁みこむまで、身体の練りとひらめきのトレーニング。
マスケーラは、その後、やっとつけられると知りました。
簡単にマスケーラをつける事ができませんでした。

日本やパリのマイムで学んだ事、スタイルも考え方も違い、
イタリアの人にとっては、日本の能楽や狂言のような
伝統芸能という感覚だと知りました。

余談なのですが、
ひとりひとり歌を歌った時間には、
オペラもカラオケの歌謡曲も、
彼らにとっては、あまり大きな違いがなく、
リゴレットまで出てきました。
この独唱曲、聴いているだけでは我慢できないらしく、
みんなで声を張り上げて、シメのアジリタまで出ました。
オペラ、身近だな。。

即興は、おもしろく、とても好きな分野なのですが、
言葉がどんどん出てこないといけない。。
イタリア語会話の意味がよく分からず、リズムもつかめず。。
言葉ができない私が、グループの重荷から、特徴になるまで、
何度も何度も話合い、創っていきました。

私のいた4人グループは、ドン・パスクアーレの物語の一部を使い、
また、タランテラのダンスを組み込みました。

イタリア演劇の特徴は、
会話(お互いに投げかけ合う言葉)のリズムが合うまで、
何度も練習する事でしょうか。。
フランスのマイムやマスケーラ演劇が、詩的であるとするなら、
イタリアのそれは、音楽的であるのかな、なんて感じました。

そしてまたすごい事は、
みんないっせいに言いたい事を喋っているのにも関わらず、
ちゃんと聴いていることと、
しかし声をどんどん張り上げていき、
一番声の大きく通る人が残っていく事です。

まるでオペラの重唱のようでした。
叫ばないと聴いてもらえないので、私も叫びました。

帰国したら、かなり大きい声でしゃべるかもしれません。
イタリア生活の習慣のひとつになるでしょうか。。

写真は、のちほどアップします。
おたのしみに~。




プロフィール

ランベール甲斐あきよ

Author:ランベール甲斐あきよ

東京生まれ、熊本育ち。パリに20年余り在住、現在は東京と往復。
東京・杉並区で心理カウンセリングを取り入れた音楽療法をおこなっています。

メンタルが疲れた方、音楽のプロなど、さまざまな方が来所、リモートしています。ライアーをYouTubeで弾いています。作曲や編曲がPiascoreにあります。専門は、フランス近代と古楽です。かえるのピクルスが好きです。
国立音楽大学教育科、パリ・エコール・ノルマル音楽学校の声楽演奏科、ソルボンヌ‐パリ・デカルト第5医科大学卒業。フランス国家登録音楽療法士、公認心理師、日本音楽療法認定音楽療法士。

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